この回から、東京国際映画祭は毎年開催となった。第1回開催時にゲストとして来場したハリソン・フォードさんをはじめ、「特別招待作品」部門の上映作品に主演しているカトリーヌ・ドヌーヴさん、クロージング作品に主演しているジェラール・ドパルデューさんからお祝いのメッセージが届けられた。
新しい試みとしては、外国映画輸入配給協会の全面的な協力を得て、「第1回東京フィルム・マーケット」を同時開催。映画産業全体に貢献する映画祭へと発展した。
“東京グランプリ”は、映画文化において隆盛が著しい韓国の監督、チョン・ジヨン氏の作品『ホワイト・バッジ』が受賞。また、マリリン・モンローの没後30年を記念して、写真家ジョージ・バリスによって死の直前に撮影された彼女の最後の写真とインタビューで構成された「マリリン最後の写真展」が開かれた。
1.パーティで語り合うヴァンサン・ペレーズさん(左)と大島渚監督。 2. ヤングシネマ出品作『きらきらひかる』上映後の松岡錠司監督(右)と筒井道隆さん。 3. 特別招待作品のオープニング作『天国の大罪』の舞台挨拶に立つ豪華キャスト。左から、東山紀之さん、西田敏行さん、松方弘樹さん、吉永小百合さん。 4. 好評で追加上映された『ロアン・リンユィ 阮玲玉』の主演コンビ、マギー・チャンさん(右)とレオン・カーフェイさん。5. くす玉を割り、華やかな開幕を告げるコンペ審査委員長のリチャード・D・ザナック氏。 6. コンペティション作品『死んでもいい』の記者会見場の石井隆監督(左)と永瀬正敏さん。