この年の映画祭オープニング・セレモニーは、アメリカで前月に起こった同時多発テロの犠牲者となった方々へのレクイエムの音楽からスタート。
ウォルト・ディズニー生誕100年を記念した「ディズニー映画祭」では長編10作品を上映し、幅広い観客を動員。また、日本中を席巻する韓流ブームと呼応するように「コリアン・シネマ・ウィーク」が初めて催され、2002年ワールドカップ・サッカー日韓共同開催を目前に控え、両国の文化交流への期待が高まった。
クロージング・セレモニーでは、“東京グランプリ”のプレゼンターとして、当時シアトル・マリナーズ(MLB)に在籍していた佐々木主浩投手が来場。
また同年、東京都では映像文化と東京を結び、都の施設での撮影に関するサポートを行う「東京ロケーションボックス」を都庁内に開設。リュック・ベッソン監督『WASABI』もこのサポートにより撮影が実現した。
1. 韓国映画『春の日は過ぎゆく』でコンペに参加したホ・ジノ監督(右)。主演のユ・ジテさん(中央)、イ・ヨンエさんとともに。 2. 共同監督作品『レイン』が特別招待された監督のダニー&オキサイド・パン兄弟。 3. 特別招待作品『助太刀屋助六』で健在ぶりを発揮した岡本喜八監督。 4. ニッポン・シネマ・ナウで上映された『荒ぶる魂たち』の会場で。三池崇史監督(左)と主演の加藤雅也さん。 5. コンペ出品作『ヒューマンネイチュア』を紹介するミシェル・ゴンドリー監督。 6. ニッポン・シネマ・ナウ選出作『害虫』の舞台挨拶に立つ塩田明彦監督(右)と宮﨑あおいさん。 7. 特別招待のクロージング作『アトランティス/失われた帝国』の上映会場で、日本語版主題歌を熱唱するDREAMS COME TRUEの吉田美和さん。