2008年に引き続き、第22回東京国際映画祭も“エコロジー”をテーマに掲げ、GCC(グリーンカーペットクラブ)を創設。映画を通じて地球環境を考える機会を広げた。「映画には、人を変える力がある。人には、地球を変える力がある。」をキャッチコピーとして、より“映画と地球と人間”を結び付けた映画祭となった。
オープニング・イベントには今回もグリーンカーペットが出現。オープニングのほか、クロージング、イベント会場等で使われた総全長1,600mのグリーンカーペットには、500mlのペットボトルに換算して約23,000本が使われている。
上映部門のトピックスとしては、“多様性”をキーワードに幅広く作品を紹介してきた「日本映画・ある視点」部門が2009年で第6回目に。この部門のコンセプトのひとつである、荒削りでも輝きを秘めたインディペンデント映画が多く盛り込まれ、ベテラン監督から新人監督、音楽・恋愛・青春・日本の原風景などテーマも多岐にわたり、観客を大いに盛り上げた。次回、第23回の映画祭でも、インディペンデント映画を応援しようという意向の継続を確認した。
1. オープニング・セレモニーでは『アバター』のスペシャル・プレゼンテーションが開催され、豪華ゲストが来日した。左から、プロデューサーのジョン・ランドー氏、出演のゾーイ・サルダナさんとサム・ワーシントンさんとシガーニー・ウィーヴァーさん。 2. 特別招待作品『オーシャンズ』のオープニング上映を前に、グリーンカーペットを歩くジャック・ぺラン監督(中央)とジャック・クルーゾー監督(右)。エスコートするのは左から、主題歌担当の藤澤ノリマサさんと平原綾香さん、(ぺラン監督を置いて)声の出演の宮沢りえさん。 3. WORLD CINEMAで特集上映が組まれたカルロス・レイガダス監督。 4. 『激情』で審査員特別賞を受賞したセバスチャン・コルデロ監督(中央)。女優のマルチナ・ガルシアさん(左)、エグゼクティヴ・プロデューサーのグアタルペ・パラグアー氏とともに。 5. 特別招待作品『E.YAZAWAROCK』が上映された矢沢永吉さん。 6. 映画人の視点でオールナイトの特集上映が組まれた真田広之さん。 7. 『ライブテープ』で日本映画・ある視点作品賞を受賞した松江哲明監督(左)と女優の長澤つぐみさん(中央)、シンガーソングライターの前野健太さん。 8.TOYOTA Earth Grand Prixの審査委員を務めたのは、男優で「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」主宰・創立者の別所哲也さん(左)。東京国際女性映画祭ディレクターの大竹洋子さんと。