20世紀最後の年、第13回開催では、今世紀の“時代と人間”について映画を通じて俯瞰しようという試みを企画。第2次大戦後に製作された劇場用長編ドキュメンタリーの名作上映企画「ドキュメント20世紀」が「ニッポン・シネマ・クラシック」において行われた。
そして国際映像シンポジウムでは、「デジタル・ヌーベルバーグ、発信!」と題して特別上映が行われ、押井守監督『Avalon アヴァロン』、ラース・フォン・トリアー監督『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のメイキング映像が公開された。この作品は、フォン・トリアー監督を中心にデンマークの監督たちが集まって宣言したルール“ドグマ95宣言”にのっとって作られたもの。デジタル技術の革新と撮影機材の小型化によってもたらされた、同宣言についてのシンポジウムには大きな注目が集まった。
1. 特別招待作品『シックス・デイ』のオープニング上映に現れたアーノルド・シュワルツェネッガーさん(中央)。 2. 監督・主演を手掛けた『僕たちのアナ・バナナ』でコンペに参加したエドワード・ノートンさん。 3. 特別招待作品『チャーリーズ・エンジェル』のクロージング上映で喝采を浴びるドリュー・バリモアさん(右)とルーシー・リューさん。 4. 特別招待作品『グリーン・デスティニー』の上映会場でファンに投げキッスを送るチョウ・ユンファさん。5. 『アモーレス・ぺロス』で見事グランプリに輝いたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。 6. シネマプリズムで『ヤンヤン 夏の想い出』が上映され、会場で挨拶をするエドワード・ヤン監督(右)、主演のジョナサン・チャンさん(中央)、イッセー尾形さん。 7. 『花様年華』が特別招待されたウォン・カーウァイ監督(中央)。主演のトニー・レオンさん(左)、マギー・チャンさんとともに。