第13回東京国際映画祭2000年10月28日~11月5日
20世紀最後の年、第13回開催では、今世紀の“時代と人間”について映画を通じて俯瞰しようという試みが行われ、第2次大戦後に製作された劇場用長編ドキュメンタリーの名作上映企画「ドキュメント20世紀」が「ニッポン・シネマ・クラシック」において行われました。
国際映像シンポジウムでは、「デジタル・ヌーヴェル・ヴァーグ、発信!」と題して特別上映が行われ、押井守監督「アヴァロン」、ラース・フォン・トリアー監督「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のメイキング映像が上映されました。この作品は、フォン・トリアー監督を中心にデンマークの監督たちが集まって宣言したルール” ドグマ95宣言”にのっとって作られており、デジタル技術の革新と撮影機材の小型化によってもたらされた同宣言についてのシンポジウムには大きな注目が集まりました。